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今までの家づくりの多くは、お客様の知識不足をいいことに建設会社や銀行のペースで進められることがほとんどでした。結果、今、見えている目先の情報に話が終始し、入居後の生活や、老後不安、あるいは万が一の際のリスクなど、お客様の視点に立った家づくりはなかなか実現されてきませんでした。
これに対し、ファイナンシャルプランナー(FP)の考える家づくりは、まずライフプランつくりから始まります。ライフプランとは、家庭独自の情報を収集・整理し、家計が将来に渡ってどうなって行くかをシミュレーションしたもの、いわば、家計の事業計画というべきものです。
このように、ライフプランを作ることで、『家づくりで本当に知っておかなければならないこと』がはっきりと分かります。このライフプランを基に、ファイナンシャルプランナー(FP)が家づくりに参加します。
住宅がご家族にとってどのくらい大切なものかという優先順位は、そのご家族によって違います。それによって、どのくらいお金を掛けるのかも当然変わってきます。また、いくらなら掛けて良いのかをしっかり把握することで、それぞれのご家族にあったリスクの少ない健全な家づくりが可能になります。
つまり、ファイナンシャルプランナー(FP)がライフプランとともにお客様の側に立ってサポートすることは、常に冷静で中立な第三者が家づくりに参加することを意味します。建設会社や銀行の主導ではなく、あくまで『お客様主導』の家づくりが可能になるのです。
事前に作成したライフプランが、お客様の家づくりの教科書であり、経済的な根拠となっていることは言うまでもありません。これからの時代、人生の様々なマイナス要素に対処し、リスクをコントロールするためには、ライフプランはなくてはならない必須アイテムなのです。